境界確定図とは
■Question
土地の分筆登記を依頼したところ、境界確定図を作成すると聞きました。境界確定図とはどういうものなのでしょうか。
■Answer
◎境界確定図とは
隣接地との立会いのもとで合意を形成し、双方が確認・承諾した『正しい境界(筆界)』を示した図面のことです。
単に現在のブロック塀や建物の位置、フェンスなどをそのまま測量して図面にしたものは「現況図(げんきょうず)」と呼ばれ、これには隣接者の合意や法的な効力は一切含まれません。
現況図に対して、地権者たちの同意(署名・実印の捺印、印鑑証明書の添付など)を得て初めて「境界確定図」となり、土地の境界が正式に確定した証となります。
◎「民民境界」と「官民境界」の違い
境界確定図には、大きく分けて以下の2種類が存在します。
- ・民民(みんみん)境界確定図
- 隣接する土地が個人の所有地や民間企業の所有地(私有地)である場合の確定図です。お互いの合意文書(筆界確認書)とともに作成されます。
- ・官民(かんみん)境界確定図
- 隣接する土地が、国や自治体が管理する「道路」や「水路」などの公有地(官有地)である場合の確定図です。各自治体(土木事務所など)ごとに記載すべき事項や図面フォーマットが細かくルール化されています。
◎境界確定図が作成されるまでの手順
境界確定図はいきなり作成できるものではなく、以下のような厳密な調査・立会いステップを経て作成されます。
- 資料調査: 法務局で登記簿、地積測量図、公図などを調査。また自治体で道路台帳や区画整理図、地番図などを詳細に確認します。
- 現地調査・現況測量: 現地の境界標や構造物(ブロック塀など)を確認し、高精度な機器で現況を測量します。
- 境界立会い: 対象地の土地所有者、および隣接地の利害関係者が現地に集まり、資料に基づき境界を直接確認し合います。
- 境界標の設置: 全員の同意が得られれば、正しい境界点に永久的な境界標(コンクリート杭や金属プレートなど)を設置します。
- 確定図作成・署名押印: 完成した「境界確定図」に関係者全員から署名・捺印をいただき、正式に境界確定手続きが完了します。
境界確定図の内容
官民境界確定図における必要な情報や記載項目は、各自治体の規定に準拠して作成されます。
